こんにちは。LIB Laboratory代表の今井さいこです。
2020年は本当に思っていもいないような激変の年だと実感する日々です。
毎日、新型コロナウイルス感染者の数が報じられ、自粛を意識せざるを得ない日々には、普段インドア派の私でもストレスを感じています。
春以降、都内に行くことさえためらいがあり、よほどのことがない限り、電車には乗らない生活となりました。行動範囲は自宅周辺。行きたかった旅行、誕生日のお祝いディナーやランチなども今年はすべて自宅で過ごしました。
そんな風に、時間の使い方が変わる中で本当に大切なものとして自分の中で湧いてきたことの1つが“自尊感情”です。自尊感情とは、自分自身を大切な存在として扱う感情のことで、心理学用語の1つです。Self-esteemの訳語として、自己肯定感と一緒に扱われることもある自尊感情という言葉ですが、私は別物だと思っています。
自尊感情は存在そのものに良い悪いなどの判断をせず、あるがままに大切に感じるもの、一方の自己肯定感は自分自身を「良いものとして評価する=肯定する」ことで、評価が加わるものだと感じています。
もし、自分を大切な存在だと感じていなければ、どんなによい行いをしていても自分を肯定的に評価することは難しいです。そういう意味で、私は自己肯定感の土台には自尊感情があると感じています。
30~40代はこれまでの人生経験にプラスして変化が多き時だと感じています。結婚・出産・育児などのライフイベント。これらを実際に経験するかどうかは人によりますが、周囲や社会からのプレッシャー、自己の価値観によるプレッシャーなどの影響も多いときです。例えば、自分は結婚するつもりはないけれど、「そろそろ結婚したら?」「早く結婚しないといい人捕まえられないよ」「結婚してこそ女は幸せなんだから」などの周囲の声に思ってもいない波風が立つことはあるでしょう(「」の言葉は実際に私が30歳前後でよく言われていた言葉です)。
そういった面からも、30~40代は自分と向き合う機会が自然と増えてくるのですが、自分で認識している価値観とその価値観に抵抗する感情の狭間で揺れることは少なくありません。例えば、子どもを産むということについて、夫婦で子どもは産まないと決めているけれど、40歳になり現実的にも妊娠・出産率が低くなることを知ると「産んだ方がいいのではないか」と悩みだす、など。
普通に過ごしていてもこういったことで悩むことが多いのですが、今年は自粛の風潮があり、自宅で過ごす時間が多かったためにこうした自分の中にあるズレに気づいた方からのご相談が増えています。
こうした背景もあり、5月ごろから「自尊感情を高めるプログラム」を30~40代女性向けに開発してきました。ようやく皆様にお披露目できることになり、とてもホッとしています。
開発しただけではだめで、伝え続けていくことが大切なのですよね。
今後は、無料の体験オンラインセミナーを通じて、まずは知っていただくことから始めていきます。なんとなくそのズレに気づいている方、ズレってなんだ?と思った方、ぜひ体験オンラインセミナーにご参加ください。
LIBプログラム 体験オンラインセミナー 詳細・申し込みページ
今井 さいこ Saiko Imai
LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。
高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。 その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。 2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をカウンセリングに取り入れている。 https://www.liblaboratory.com/imaisaiko
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