こんにちは、精神科医/コラムニストの岡田夕子です。
お子様を持つ読者の皆様、「ママ友」と呼べる人はいますか?
本当の意味で「友達」となれるとよいのですが、旦那さまの収入や身につける物でヒエラルキーが生まれてしまったり、いい話は聞かないことも多いです。
そのような悩みを持つ方の中には「子どもが学校に行っている間だけは、我慢してママ友付き合いを続けなければならない。」と思っている方もいるようです。
今回は、「精神科医が教えるママ友関係の悩み解消法」をお送りします。
ママ「友」というけれど、友達ではない
子どもたちが同じ保育園、同じ幼稚園、同じ習い事、などなど、母として子どもを通じた新たな出会いがたくさんあります。それに合わせて生まれてくるお付き合いを全て「ママ友関係」と呼びます。
でも、ちょっと待ってください。
そのママ「友」、高校時代のクラスメイトだったら友達になりましたか?
結局は、「子どもが間に入らないと成り立たない」友達関係なのです。なので、うまくいかなくて当たり前、仲良くなれる人がいればラッキーぐらいの心構えでいるようにしましょう。
ママ友に、家の中のことは話さない
ママ友関係というのは、とかくヒエラルキーをつけがちです(そうではない関係ももちろん多々あります)。夫のこと、子どものこと、子どもの成績、乗っている車など、ランクをつけることができるものについては簡単にランキング化されてしまうようです。
まずは、その聞き出しの手口に乗らないよう注意をしましょう。相手は百戦錬磨の人かもしれませんが、「家庭のことを口外すると夫がとても嫌がるの」とか「実母の教育方針で、言わないことにしているの」など、逃げ口を探しましょう。
いったんヒエラルキーの中に入ったら最後、カーストが下の場合はどんどん都合良く利用されていきます。昼間のお茶会の会場、ランチの仕切り、めんどくさい仕事がてんこ盛りになります。
そんなママ友との関係に疲れたらカウンセリングへ
そんなママ友との関係、疲れますよね。私が書いているだけでも疲れているのですから、きっと真っ只中にいるお母さまたちはもっともっと疲れていることと思います。友人に愚痴れば回り回って本人に伝わってしまうかもしれないと思ったら、愚痴のひとつも言えないですよね。
そういうときに役に立つのがカウンセリング。公認心理師/臨床心理士には守秘義務があり、そこで聞いたことは口外してはならないとされおり、違反すると罰則があります。安心できる場所で、心置きなく人に話を聞いてもらえるというのは、非常に心が軽くなるのではないでしょうか。
そういう場として、カウンセリングを使うというのは、メンタルヘルスを高めるひとつの方法です。
まとめ
今回は、ママ友関係での悩みについて解説しました。
ママ友というのは正しくは「友達」ではないのです。それゆえに、その人間関係にどっぷりと浸ってしまうその前に、適度に距離をとることが大切です。
それを叶える方法の1つとしてカウンセリングを活用することはお勧めです。
辛くなり過ぎる前に、是非お試しくださいね。
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岡田 夕子 Yuko Okada
精神科医/コラムニスト
医師×YouTuber×Webライターとして、さまざまな分野で才能を発揮しています。運営するYouTubeチャンネル『精神科医・みずきのこころチャンネル』では、こころの病気・症状、お悩み解決の仕方などを、自分の体験談なども交えながら発信しています。
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