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しのび寄る更年期|更年期を人生の節目にしよう

更新日:2022年9月27日

こんにちは、看護師・保健師/コラムニストの竹内英子です。


40代半ばから50代半ばまで、閉経の前後のホルモンバランスが乱れる時期を「更年期」といいます。更年期に体や心に現れる不調にはどのようなものがあるのでしょうか。

今回のコラムでは、『更年期』についてお伝えします。


しのび寄る更年期|更年期を人生の節目にしよう1


更年期によくある不調


更年期は女性ホルモンが枯渇していく際に、ホルモンの分泌に乱れが出ることで不調を感じる時期です。現れる不調は人それぞれで、ほとんど不調を感じない人もいれば、日常生活にも支障をきたすほどの不調がある人もいます。


<代謝や体温調整の不調>

・ホットフラッシュ(顔などのほてりや発汗)

・手足や腰などの冷えや痛み

・手足のこわばりやしびれ


<感覚の不調>

・頭痛や肩こり

・めまい、吐き気

・疲れやすくなる


<気持ちの不調>

・イライラして怒ってしまう

・気持ちが沈み込んで何もする気が起きない

・焦りや不安を強く感じる


更年期の不調はホルモンバランスに体が慣れることで徐々に改善していきますが、お薬で治療することができるものです。辛い時には無理せず、早めに婦人科に受診することをおすすめします。


しのび寄る更年期|更年期を人生の節目にしよう2


眠りと更年期の関係は?


女性は生理前や生理中、そして妊娠中に強い眠気を感じ、出産後や生理が終わった後に寝つきが悪くなる傾向があります。これは、体の中で働いている女性ホルモンの種類や量によるものです。


厚生労働省が2019年度に行った国民健康・栄養調査では、更年期と重なる50代の女性の睡眠時間はどの年代よりも短いという結果が出ています。女性ホルモンが枯渇していく更年期は睡眠の質が落ちやすい時期なのです。寝つきが悪くなり、夜中や早朝に目が覚めて再入眠できにくくなり、眠りが浅くちょっとした物音などで目が覚めてしまう更年期特有の眠りの不調が、50代女性の睡眠時間に影響していることも考えられます。


しのび寄る更年期|更年期を人生の節目にしよう3


女性にとって、ホルモンバランスの乱れる時は出発の時


初潮のころの体調不良や、出産前後のマタニティーブルーズ同様、更年期の不調は「ホルモンバランスの乱れ」で起こります。いずれの場合も新しいホルモンバランスに体が慣れることで不調は消失していきますが、初潮や出産が女性の一生の中での節目であるように、更年期も節目の時期といえるのです。


40代半ばから50代半ばは、職場や家庭での役割が大きく変わる時期であり、仕事でより責任の重い役職についたり、進学などで子どもが家を離れたりといった生活の変化が生じます。中には親の介護が必要になる場合もあるでしょう。


オンラインカウンセリングなどを受けて、更年期を新しい自分らしいライフスタイルを築いていくキッカケにできたらいいですね。


◆LIB Laboratoryのオンラインカウンセリング


しのび寄る更年期|更年期を人生の節目にしよう4

 

引用:


参考:

 

◆心理カウンセリング


◆LIB Laboratoryの公式LINE




 

竹内 英子 ​Eiko Takeuchi


自身の子育てや介護の体験と業務上の個別相談対応から、睡眠は、メンタルヘルスだけでなく身体の健康や日々のパフォーマンスに密接に関連していることを実感し、リラックス法や呼吸法などを取り入れた睡眠指導を行っている。

<保持資格>看護師、保健師

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