「妊娠に冷えが良くない」ということは妊活WOMAN®さんなら知っている方も多いと思います。では、なぜ良くないのでしょうか。
今回は、冷えとメンタル、冷えと睡眠についてお話ししようと思います。
■妊活に「冷え」が良くないのははなぜ?
冬になると外気の気温の低さと共に手先足先が冷たく冷えていることが多いですよね。
子宮の周りにはたくさんの血管があり、体の冷えが血の巡りの悪さ、子宮の冷えにつながると言われています。
また、ホルモンは血液によって運ばれるため、血の巡りの悪さがホルモン分泌にも関係するようです。
■温めすぎにも注意!
以前、コラボでセミナーを開催していた天使のたまごさんで教えていただいたのですが、
冷えを気にしすぎるばかりに温めすぎてしまう妊活WOMAN®さんも多いそう。
どういうことかというと、女性には低温期と高温期があり、低温期にはきちんと体温を下げることも必要だそうです。「冷えに注意=体を温めよう」ではなく、自分の冷え具合を知り、必要な温め加減を考えてその時々で対処することが大切なんですね。
■冷えとメンタル・睡眠の関係
人は1日のなかでも体温が上がったり下がったりと体温リズムを持っています。ところが、ストレスで自律神経が乱れると冷温に対する感覚が鈍くなってしまう方もいます。
熱いはずなのにそんなに熱さを感じない
冷たいはずなのにそんなに冷たさを感じない
そんな風に感じる方は自律神経が乱れているサイン。交感神経(興奮状態)と副交感神経(リラックス状態)の働きがうまくいかずに、メンタル面だけでなく、睡眠にも悪影響を与えている可能性が高いです。そんな時には自律神経を整えるようにしましょう!
方法は簡単!お風呂に入るときにシャワーで冷たい水と温かい水を足首に交互にかけることで冷温感覚を取り戻し、自律神経を整えていきます。きちんと感覚が戻るまで、毎日3~5セット続けてやってくださいね。
■心理カウンセリングで心と体を整える
体の不調をすべて心理カウンセリングで整えられるわけではありませんが、ストレスによる不調なら改善を見込めます。「何をしていいかわからない」と、ただ時間が過ぎていくことに焦りがあるならまずはご相談くださいね。
◆心理カウンセリング
今井 さいこ Saiko Imai
LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。
高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。
その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。
2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をおこなっている。
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