旦那が非協力的、仕事との両立、通院、周囲からの心無い言葉…
いろいろな悩みが重なり、心が疲れてしまうこと、ありますよね?特に、2人目の妊活の場合は、上のお子様の子育ても重なりストレスも倍増します。このようなことが重なると、自分自身のセルフイメージが傷を負って低くなり、さらなる気分の落ち込みや悩みを大きくしてしまいます。
今回は、セルフイメージが発見された経緯と共に、気持ちを前向きにしてくれるやさしい心理術を紹介したいと思います。
■妊活がうまくいかない焦りやジレンマ、周囲の心無い言葉や行動が引き起こすこと
セルフイメージとは、「自分自身に対するイメージ」のことで、その人の人格や将来の選択肢さえも左右する恐れのあるものです。いろいろなことに悩んだり傷ついたりしてしまうと、どうしてもこの「セルフイメージ」が傷つき、低くなってしまいます。
そして、「こんなに頑張っているのに報われない、もうダメだ」と考えるようになり、より気分が落ち込み、悩みが大きくなっていきます。
このような悪循環を断ち切るためにも、セルフイメージを高めていきましょう。
■刷り込まれたセルフイメージが与える効果
コロンビア大学医学博士であり、形成外科医でもあったモルツ博士は、顔のケガを元通りにする仕事をしていました。多くの患者は治療後、顔が元通りになったことで性格が明るく、そして前向きになりました。しかし、顔が元通りきれいになっても、「傷が治った気がしない。元通りの顔になる前との違いがわからない」と嘆いた人もいます。
このような状況をモルツ博士は、「外面的な顔を治療する必要がある人は全人口の1%以下に過ぎないが、残り99%の人が内面的な顔(セルフイメージ)に傷を持っている」と発言しています。
つまり、セルフイメージが傷つき低くなってしまうことで、顔が元通りになったことすらわからなくなってしまうというのです。
このような状態に陥らないためにも、自分自身を癒して褒めてあげましょう。そして、セルフイメージを高めてあげましょう。
■「どんより」気分を「快晴」に!セルフイメージを変えるやさしい心理術
□妊活とは別のメンバーと楽しむ
妊活の悩みを解決しようと、ついインターネットなどで同じような悩みを持つ人の情報ばかりを探していませんか?ときに「悩み」や「愚痴」も、セルフイメージを傷つける原因になります。妊活から少し離れて友達とドライブしたり、パーティーや趣味の講座に出かけたり、できるだけポジティブな雰囲気の場へ出かけてみましょう。
□ノートに幸せだと感じることを書いてみる
書き出すという行為は、心理学で「思考の外在化」にあたり、外在化とは「客観的にみるために外に出してみること」をいいます。外在化をすることにより、いまの幸せを実感することができます。
人生の目標を書き出していたハーバード大学の3%の学生は、残り97%の人たちとは比べものにならないほどの収入を得ていた、という報告もあります。書くということは、脳の活性化や考えを整理するのにも役立ち、非常に効果的なのです。
まずは、あれこれ考えたり悩んだりせず、自分自身と向き合う時間を作りましょう。
妊活のメンタルケア対策は、そのあとからでもじゅうぶん間に合いますよ。
↓「思考の外在化」に取り組んでみたい方はこちらがお勧めです↓
◆心理カウンセリング
山内良子 Ryoko Yamauchi
2008年頃から接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を生かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事など幅広く執筆中。「妊活WOMAN®コラム」では、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。https://www.liblaboratory.com/yamauchiryoko
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