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不妊で悩んでいるなら心理カウンセラーに相談するのがオススメ。その理由は?

更新日:2021年5月28日


「心理カウンセリング」と聞くと「鬱病などの病気を患っている人が受けるもの」「心を病んだ時に頼るもの」というイメージが強い方もいるのではないでしょうか。まだまだ敷居が高く感じられる心理カウンセリングですが、妊活WOMAN®にとってメリットがとてもいろいろとあります。

今回のコラムでは、心理カウンセリングとは何か、またどのようなメリットがあるのかをお伝えいたします。


■心理カウンセリングとは?

心理カウンセリングとは、クライエント(相談者)が抱える問題や悩みなどに対し、心理カウンセラーの専門知識やカウンセリング技術、各種の心理療法を用いておこなわれる心理的援助のことを指します。

心理カウンセラーがクライエントに対して明確な解決策を直ちに提示したり、「〇〇した方がいい」と指示やアドバイスをすることは原則的にありません。これは、クライエント自らがその問題などに向き合い、その作業過程を通じて物事に対する新しい理解や解釈に辿り着くことで、カウンセリングが終結した後にはクライエントが実生活の問題や悩みを冷静に、客観的に捉え、主体的に解決していく力を養えるよう導くことが、カウンセリングの目的であるからです。心理カウンセラーはクライエントと対峙しながらそこへ導く役目を担っているのです。

問題解決の過程で必要に応じて心理カウンセラーから心理教育・心理コンサルテーションをすることもあります。また、状況によっては薬物療法を含む医療をお勧めすることもあります。

※体調や病状、症状に対する診察や診断などは医師のみに許される行為であるため一切おこないません。


■心理カウンセリングを受けるメリットとデメリット

心理カウンセリングを受ける最大のメリットは、「第三者に相談をすることで心が軽くなる/1人で悩まなくてよくなる」ことです。

妊活WOMAN®さんの中には、ご主人やご家族、友人などに悩みを打ち明けられずに1人で辛い気持ちを抱え、感情が止まっている方もいます。そうした方が、「なぜこんなにも辛いと感じているのか」「どうしたらこの辛い気持ちから抜け出せるのか」を冷静に1人で向き合うことは難しい状態です。心理カウンセラーが専門知識に基づいて妊活WOMAN®さんの感情や現状を整理するお手伝いをすることで、少しずつ冷静さを取り戻し、置かれている環境を把握していけるようになるのです。

また、心理カウンセラーはニュートラルな立場で話を聞くため、受容してもらうことで感じる安心感があります。「妊娠しない」「母になれない」など、否定感情が強まる妊活の中で無意識のうちに自己肯定感が低くなっていきます。その自己肯定感を高める機会にもなるでしょう。

デメリットとしては、妊活という切り口で受けた心理カウンセリングが親子関係や過去の人間関係に及ぶことがあり、辛い記憶と対峙する場面も出てくるかもしれないことです。辛い出来事や悲しい出来事に蓋をして生きてきた妊活WOMAN®さんにとっては、ご自身の過去と向き合うことへの不安や恐怖が沸くこともあるでしょう。

ただ、長い人生を思えばどこかで向き合うべき問題であると捉えなおすこともできます。妊活心理カウンセラーへの相談をきっかけに、仕事やプライベートにおける人間関係やご自身の価値観を客観的に見つめなおし、これからの人生をワクワクと楽しみなものへと変えていただけたらとも思っています。


■キーワードは「人生は自らの手でつかみとる」

人はいつからでも、どんな状態からでも、「変わりたい」という気持ちがあれば変わることができます。

このことを体験し、実感できるのが心理カウンセリングだと私は考えています。

占いなどで他力を頼ることも時には大事ですが、自らの手でほしい未来を実現させることの楽しさや充実感をコラムの読者さまには体感していただきたいです。

心理カウンセリングの内容によっては1回のカウンセリングで劇的な効果を感じる方もいるかもしれませんが、悩みの深さや内容によっては2年、3年とかかる方もいます。

しかし、心理カウンセリングを受けたクライエントさんの“変わる瞬間”を目の当たりにしてきた私から言えることは、どなたもご自身の中に「解決の糸口」があり、「行動する勇気」は誰でも持っている、ということです。

これまでずっと1人で悩んできたのなら、そんな日々から抜け出して解決に向けた違う方法を心理カウンセラーと一緒に模索してみませんか。 妊活にメンタルケアを取り入れて「前向きな妊活」を手に入れることはもちろん、「人生を自らの手でつかみとる」女性が増えるお手伝いをLIB Laboratoryは今後も続けていきます。


 

今井 さいこ Saiko Imai


LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。

高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。

その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。

2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をおこなっている。

https://www.liblaboratory.com/imaisaiko

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