妊活中の女性の中には、精神的にも肉体的にも辛い不妊治療をおこなっている方もいます。 さらに、治療が妊娠に結びつかないことや、流産で大きなショックを受けることもあるでしょう。 そんなときに、友達の出産や、同じ妊活仲間の妊娠報告を受けると、嫉妬心が芽生えてもおかしくはありません。 けれど、「どうして嫉妬してしまうのだろう?」と、自己嫌悪に陥ってしまうこともありますね。
そんなときに試してほしいのが、今回紹介する心理学を活用した嫉妬心を押さえる方法です。
■ストレスになる「悪い嫉妬」とは?
嫉妬には、「良い嫉妬」と「悪い嫉妬」があり、悪い嫉妬をしてしまうと、ストレスの原因にもなってしまいます。 誰にでも嫉妬してしまう気持ちはありますが、同じ嫉妬でも「良い嫉妬」につながるよう、意識を変えていきましょう。
では、どういった嫉妬が良くて、どういった嫉妬が悪い嫉妬なのでしょうか?
悪い嫉妬は、嫉妬の対象となる人の悪口を言ったり、その人に嫌がらせをしたりする嫉妬のことです。「憎い」「ムカツク」と思い続けることも、こちらに入ります。 良い嫉妬は、「私も頑張ろう」「それなら、私はこういうふうにしてみよう」など、良い方向へと導いてくれる嫉妬です。
では、自分だけ妊娠できないとき、どうすれば良い嫉妬をすることができるのでしょうか?
■嫉妬と上手に付き合う
妊活中の嫉妬と上手に付き合うためには、まず、友達や妊活仲間と比較しないようにしましょう。そして、怒りや嫉妬の感情をコントロールすることができる「アンガーマネジメント」という心理教育プログラムの一部を実践してみましょう。
方法は簡単で、下記の①②の行動を6秒以上かけておこなうことです。
ゆっくりとお腹で大きく息を吸いながら、楽しいことを考えたり、数字を数えたりします。
今度は、嫉妬心や嫌な気持ちを全部吐き出すイメージで、ゆっくりと息を吐き出します。
たった、これだけです。人の感情のピークは「6秒」と言われています。 もし悪い嫉妬が心の中に蔓延しそうになったら、ぜひ、6秒間かけて呼吸をおこなってみてくださいね。
■まとめ
嫉妬するという感情は、普通の感情です。 あまり悲観的にならず、今回紹介した、嫉妬と上手に付き合う方法も試してみてください。
ただ、あまり無理をせず、心理カウンセラーに相談するというのもひとつの方法です。
また、「ほかの妊活中の悩みや対策についても知りたい」という方は、LIB Laboratoryの他の妊活コラムにも目を通してみてくださいね。 妊活心理をベースにしたコラムを掲載しているため、みなさんの気持ちをラクにするお手伝いができるテーマを見つけることができるでしょう。 どうぞご一読ください。
山内良子 Ryoko Yamauchi
2008年ごろから接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を活かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は、主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事など幅広く執筆中。LIB Laboratoryの妊活コラムでは、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。
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