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繋留流産後になかなか妊娠できない!流産後にしたいケア

胎児の心拍確認後、成長がみられず心拍が停止しているというときに診断されるのが「繋留流産」です。自覚症状がないこともあり、すぐには流産していると実感できずにあとからじわじわとショックや悲しみが押し寄せてくるケースがあります。 だからこそ、メンタルのケアがとても重要な流産でもあるのです。

今回は、繋留流産と流産後のメンタルケアの大切さと、メンタルケアの方法について詳しくみていきましょう。


■繋留流産とは?

繋留流産は、腹痛や出血などの自覚症状がないことも多いため実感しにくく、診断後でも手術をするまでつわりの症状が続くケースもある流産です。流産の自覚症状というのは、腹痛や出血、つわりの消失などを言います。 ただ、「腹痛や出血などの症状はなかったのに、突然つわりが軽くなった」という人もいるので、気になることがあるときは、早めに病院を受診することをおすすめします



■心のケアを後回しにするリスク

心待ちにしていた赤ちゃんと対面できなかったことは、妊活女性にとって、とてもショックで悲しい出来事です。 それでも、パートナーや家族、友人など、周囲の人たちが悲しんでいる姿を見て、「落ち込んでばかりもいられない」と平静を装っている人も多いようです。

ショックや悲しみ、不安や心配といったネガティブな感情は、解放せずに閉じ込めておくと、じわじわと精神を蝕んでしまいます。過度なストレスはホルモンのバランスを崩しやすく、ホルモンのバランスが崩れることで生理周期を乱してしまう可能性もあるのです。

生理周期が乱れてしまうと、妊娠しにくいカラダとなってしまうため、ショックや悲しみはなるべく早く解放してあげる必要があります



■ショックや悲しみを解放しよう

ホルモンのバランスを崩してしまうなど、妊娠しにくいカラダにならないためにも、ショックや悲しみといった感情は開放してしまいましょう。

具体的には、心理学的にも誰かに話を聞いてもらったり、悲しい気持ちを紙に書いたりし、気持ちを外に出してしまうことが大切なのです。


「なかなか1人だけでは、上手に気持ちを解放できそうにない」という方は、IBLaboratoryのカウンセリングもご活用くださいね。

■まとめ

繋留流産のあと、なかなか妊娠せず不安に感じている妊活女性の方も多いようですが、流産後のメンタル面のケアが後回しになっていませんか? 楽しみにしていた赤ちゃんとの対面が叶わなかったことのショックや、今後の不安は、気づかないうちにじわじわと精神的影響を与えている場合があります。

まずは、ゆっくりと休暇を取り、ショックや悲しみを解放し、自分自身のメンタルや体調を整えて妊娠しやすいカラダに近づけてあげましょう。

流産のケアは、妊娠をなかったことにすることでも赤ちゃんを忘れるためのものでもありません。この出来事とどのように向き合い、今後どのように生きていくかを確認する作業です。安心して取り組んでみてくださいね。



◆心理カウンセリング


 

恵 理世 Riyo Megumi

コラムニスト/メンタルケアカウンセラー

専門は女性のための深層心理分析。産前産後のお母さんたちのメンタルケアを中心に活動。自身も不妊や流産に悩み、妊活の末、現在は一児の母。日英バイリンガルとして、世界各国の人々のカウンセリングを行ってきた経験と女性のメンタルケアに携わってきた臨床経験を活かし、グローバルな視点でのコラムを執筆している。

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